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時間もスキルも知識もない専業主婦の私が、「ライターの仕事がやりたい」心から思った。
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今回は9年のブランクがある専業主婦からライターに転身したHIROさん(自分)に話を伺ったインタビューをお届けいたします。
育児や家事で忙しい毎日を送っていたただの専業主婦。でも子どもの入園をきっかけに「自分にやれることは」「何か新しいことをできないか」そんな自問自答を繰り返す日々。
子どもの成長を身近に感じられ日々幸せな毎日なんだけど、ぽっかりとした穴が開いたような状態になり幸せなんだけど、何かちょっと苦しかった。
そんな時期を過ごしていた過去の自分に「ブランクがあくと、行動することに重い腰になってしまう気持ちはわかるけど行動しないと何も変わらないよ」と言ってあげたい。
もし同じような境遇の方がいたら参考にして頂けたら嬉しいです。
勇気も自信もない自分を超える「やりたいこと」
・今までの経歴を簡単に教えてください。
結婚し福祉相談員を経験したのち、夫の海外勤務が決まり、海外駐在生活を数年送っていました。専業主婦という立場になり、その後出産子育てと気づけば9年間のベテラン専業主婦です。
子供の入園を機に、ようやく自分の時間を少し持てるようになり何か新しいことを始めたいと強く思うようになりました。
・新しいことをしたいと思うようになり、まず何をされたんですか?
初めて Twitter に登録して始めました。そこでブログをやられている方が多いという印象を受けましたね。また、クラウドソーシングのサイトに登録しました。コロナ禍ということもあり、在宅にいながらでも育児・家事のスキマ時間で仕事をしたいと強く思ったので。そこでライターという仕事とブログに興味を持ちました。
・ライターを本格的にやりたいと思ったきっかけは何でしょうか?
Twitter が大きいですね。毎日ブログを開設しましたという初心者のつぶやきとか、あとは子どもが小さくても在宅でライターをされているという女性をたくさん見てきました。仕事・育児を両立しながら充実した姿を想像させてくれるツイートを見かけては、私も在宅にいながらにしてライターをやってみたいと思ったのがきっかけです。そこでライカレというライティングスクールを知りました。ライカレは会員数50万人ストアカの全国の人気講座ランキング1位を獲得されている野口真代先生のスクールでした。子どもが小さくてもライティングスキルを磨きたいと望む女性たちを多く自分の目で見てきて、その女性たちが真代先生の講義を受講しキラキラしていたので、私もやってみたいと思ったんです。
・専業主婦の期間が長かったですが、不安はなかったですか?
あまりにもブランクがあきすぎて本当に悩みました。やはりブログを自分で開設したんですが、ブログを開設するよりも「記事を書くということ」「文章を書くこと」に難しさを感じました。記事を書いていくうちに良い記事を書くにはどうしたらいいんだろうという壁にぶつかったので、ライティングスキルを磨きたいと純粋に思ったんですよね。本当に自分にできるのかなって自信も体力もないし、金額も金額なので最初完全に腰が引けていたと記憶しています。スキル0って言う状態の人間がワクワクとした夢だけ追いかけて、気がついたら申し込みに行ってました。
・ライカレで学び始めて不安はどうなりましたか?
ライカレには色々な立場や職業の方が各々の目標に向かって集まり、一緒にオンラインで学ぶスタイル。一緒に学ぶ同志と出会えたことは不安の大きかった私にとってとても勇気がもらえました。「ライティングスキルを上げたい」「電子書籍を出版したい」という方もいらっしゃったり、そういった目標を持った人たちが一堂に会して授業を受けた最初の2時間。刺激でしかなかったです。先生の熱量にも圧倒され、受講し終わるころには「楽しくてワクワクする気持ち」や「ライティングスキル磨いて本当に変えよう」という気持ちになったのを覚えています。
・学び中につまずくことはなかったですか?
恥ずかしながら、たくさんありました。このライカレの目的の1つが電子書籍の出版なのですが、これがまた2万文字を書き上げる必要があるのですが、2万文字なんて書いたことないし、3000文字を書くのがやっとの私。
日々時間がない子育てや育児で慌ただしい生活の中で本当にできるのかな?と。
私の性格は集中すると他のことが後回しになる性格もあり、ライティングの講義や記事の執筆に夢中になっていると部屋が荒れてくるんですよね。
そうすると夫から「優先事項はこっちだよ」っていう風に引き戻されたりとかするので、その両極端な自分を反省振り返り、PDCAをフル回転させて状況打破に努めました。
「1日中なりふり構わず集中したいけどできないもどかしさ」を常に感じながら、
幼稚園に子どもが行っている間に執筆することが求められるため「焦ってしまう気持ち」と「焦らずにいこう」と揺れ動く気持ちを多々経験しました。その様な状況のなか、息子には遊びをせがまれ、夫からは「記事に集中するより、家のことをちゃんとやってほしい」という言葉をかけられると本当に匙投げたくなってしまうなんてこともありましたね。私が集中して執筆を進めようとすればするほどあったような気がします。
・葛藤された時期があったんですね。その後環境は変わりましたか?
今になって思うんですけれども、私が5月に電子書籍を出版し、出版後に9部門新着1位を獲得できたことを夫に伝えたら「おめでとう」と祝ってもらえて。今までライターの仕事は「やめた方がいい」と散々言われたことはあっても、「おめでとう」と言われたことがなかったので、このときは本当に嬉しかったです。
初めてライターとしての実績をちょっとだけ認めてもらったような感覚があります。
執筆時に時間があまりにもかかってしまったり、金額面をみたときに「わりに合わないから別のことをやった方がいいんじゃないか」「やめた方がいいよ」と言われたり。やはり夫は、仕事が忙しい会社でリモートになってからも長時間労働の生活は変わらないため、家事や育児は私に求めている部分が大きいんです。家のことを中心に任せたいという気持ちや体制が今まであった我が家のスタイル。そこが大きく変化するような出来事だったため、お互いの意見や想いのすり合わせが上手くいかず口論になることもありましたね。
でもその時自分のなかでモヤモヤしたんですが、止めなかったんです。「なぜできないんだろう」というもどかしさや悔しい気持ち、怒りとか虚しい気持ちとかどうしようもない気持ちそういった気持ち全てその言葉をバネにしました。
そんなこんな怒涛の生活のなかでも電子書籍を出版し「0から1を作り出した」わけなんですが、実績ができたことでライターという仕事について夫に理解が得られるようになりました。私がライター業をすることに応援されている雰囲気があるというか、少しずつ理解されているという点では環境が変わったと思います。
家事や育児と両立させながら電子書籍出版ができたというところが一つの区切りとして大きいなと思っています。
電子書籍出版はスタート地点。
・電子書籍出版は、ある意味大きかったんですね。これからの目標を教えてください。
何度も受験に挑戦し8回目で社会福祉士に合格できましたが、その資格を活かして福祉職の相談業務を経験。お困りごとがある方から相談を受けて、そのとき必要な情報や最適なサポートに繋げられたときダイレクトに「ありがとう」っていう風に言っていただける素敵な仕事だと思っています。
大学時代に情熱を感じた社会福祉士の資格を活かしながら、これから情熱を注ぎたいと思えるライターという仕事をしていきたいと思っています。「お困りごとがある方や悩んでいる方に正しく必要な情報を届けられるライターになりたい」そういった部分でお役に立ちたいと考えています 。
まとめ
ライティングスクールの経験を通して自分のやりたいことがより明確になり、これからも日々継続してあきらめない姿が印象的でした。
やりたいことや新しいことに挑戦したくても、わからずモヤモヤされている方にこの記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
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